FX取引において「取引コスト」は利益を直接左右する重要な要素です。
トレードの回数やボリュームが増えるほど、取引コストは大きくなるため、各口座タイプの取引コストを正確に把握し、自分の取引スタイルに合った選択をすることが重要です。
今回は、スプレッドや取引手数料の計算方法や、他社とのコスト比較を徹底解説します。
取引コストを抑えるための具体的な方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
Exnessの取引コストとは?
FX取引における「取引コスト」とは、取引を行う際に発生する費用を指します。
取引コストは、売買を繰り返すたびに必ず発生するため、その構造を理解することは、トレーダーの利益を最大化する鍵となります。
ここでは、代表的な3つのコスト「スプレッド」「手数料」「スワップポイント」について解説します。
- スプレッド
売値(Bid)と買値(Ask)の差額のことで、この差額がFX業者に支払う手数料となります。スプレッドが狭いほどトレードで有利になり、逆にスプレッドが広いと、それだけ利益を得るために大きな値動きが必要になります。 - 取引手数料
ロースプレッド口座とゼロ口座では、スプレッドが狭い代わりにこの取引手数料が発生します。取引手数料は、ロースプレッドが片道3.5ドル(NZDCHFのみ1.75ドル)、ゼロ口座が3.125ドル~600ドルに設定されています。 - スワップポイント
スワップポイントとは、ポジションを翌日に持ち越すことで発生する金利調整分です。スワップポイントがプラスであれば利益として受け取ることができますが、現在、Exnessではマイナスに設定されている銘柄が多いため、スワップポイントを支払う状況になることがほとんどです。
Exnessのスプレッド
スプレッドとは、トレーダーが取引を開始する際に発生する「実質的なコスト」です。
具体的には、買値(Ask)と売値(Bid)の差を指します。
例えばユーロドル(EURUSD)の買値が1.10000、売値が1.10010であれば、その差となる0.0001、つまり1pipsがスプレッドです。
取引を始める際、この差額分だけマイナスからスタートするため、スプレッドが狭いほど有利になります。
Exnessでは、5つの口座タイプを提供しており、各口座ごとにスプレッドが異なります。
スタンダード口座、スタンダードセント口座、プロ口座は、スプレッドに取引手数料が含まれていますが、ロースプレッド口座とゼロ口座は、スプレッドが狭い分、取引手数料が別途発生します。
Exnessの全銘柄における取引手数料は、公式サイトの「マーケット」メニューより確認することができます。
口座における主要通貨ペアのスプレッド
| メジャー | スタンダード口座・
スタンダードセント口座 |
プロ口座 | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
| AUDUSD | 0.9 | 0.6 | 0 | 0 |
| EURUSD | 0.9 | 0.6 | 0 | 0 |
| GBPUSD | 1.1 | 0.7 | 0 | 0 |
| NZDUSD | 1.8 | 1.2 | 0 | 0.4 |
| USDCAD | 1.5 | 1.1 | 0 | 0 |
| USDCHF | 1.3 | 0.9 | 0.1 | 0.2 |
| USDJPY | 1 | 0.7 | 0 | 0 |
Pipsについて
pips(ピップス)は、FX取引で使われる価格変動の最小単位を指します。
pipsは、通貨ペアの右側にある通貨(ドル円の場合は日本円)を基準に計算されます。
ドル円(USDJPY)やユーロ円(EURJPY)など、日本円が決済通貨であるクロス円の通貨ペアの場合、1pipsは0.01円(1銭)に相当します。
一方、ユーロドル(EURUSD)や豪ドルカナダドル(AUDCAD)など、日本円以外が決済通貨となる通貨ペアでは、1pipsは0.01セント(0.0001ドル)となります。
スプレッドコストは、取引量とスプレッド幅によって決まります。
スプレッドコスト = スプレッド(pips) × 1pipsの価値 × 取引量(ロット)
例えば、ドル円(USDJPY)のスプレッドが1.0pipsで、10万通貨(1ロット)を取引した場合、スプレッドは以下のように算出されます。
スプレッドコスト = 1.0pips × 0.01円 × 100,000通貨 = 1,000円※1pipsはクロス円(JPYが決済通貨)のため0.01円となる
この場合、1回の取引で1,000円が取引口座から差し引かれることになります。
スプレッドは日々変動しますので、最新情報はExnessの公式サイトをご確認ください。
Exnessのスプレッドについて詳しくは、こちらをご覧ください。
Exness スプレッドを徹底解説!取引コストを最小限に抑える方法とは?
Exnessの取引手数料
取引手数料は、スプレッドに加えて発生する固定費用です。
Exnessでは、スタンダード口座、スタンダードセント口座、プロ口座においては、取引手数料がスプレッドに含まれています。
一方で、ロースプレッド口座とゼロ口座は、スプレッドが狭く設定されていますが、以下のとおり取引手数料が別途発生します。
| スタンダード口座 | スタンダードセント口座 | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 | |
| 取引手数料 | なし | なし | なし | 片道3.5ドル(NZDCHFのみ1.75ドル) | 片道0.2ドル~ |
そのため、取引コストを確認する際は、口座タイプごとのスプレッドだけでなく、各銘柄の取引手数料もしっかり考慮する必要があります。
Exnessの全銘柄における取引手数料は、公式サイトの「マーケット」メニューより確認することができます。
以下に、いくつかの通貨ペアの取引コストをまとめてみました。
※カッコ内は取引手数料を加算した総コスト
| メジャー通貨 | スタンダード口座 | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
| EURUSD | 0.9pips | 0.6pips | 0.0pips(0.7pips) | 0.0pips(0.7pips) |
| USDJPY | 1.0pips | 0.7pips | 0.0pips(0.7pips) | 0.0pips(0.7pips) |
| マイナー通貨 | スタンダード口座 | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
| EURJPY | 2.4pips | 1.7pips | 0.5pips)1.2pips) | 0.0pips(1.0pips) |
| GBPJPY | 2.2pips | 1.6pips | 0.4pips(1.1pips) | 0.0pips(1.5pips) |
| エキゾチック通貨 | スタンダード口座 | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
| MIXJPY | 39.2pips | 27.4pips | 11.1pips(11.8pips) | 11.1pips(11.8pips) |
| SGDJPY | 6.2pips | 4.4pips | 2.4pips(9.4pips) | 2.1pips(11.1pips) |
通貨換算の注意点
取引の際に発生したスプレッドや手数料は、通貨ペアの決済通貨で計算されますが、この額が口座通貨と異なる場合は、決済時の為替レートで口座通貨に換算されます。
そのため、為替レートの変動が実際のコストや損益に影響を与える可能性があることを頭に入れておく必要があります。
例:口座通貨が円で、ユーロドル(EURUSD)を取引し取引手数料が往復7ドルの場合
ポジションをクローズする時点の為替レートが、1ドル=150円だった場合、取引手数料は1,050円(7ドル×150円)となる
Exnessのスワップポイント
スワップポイントとは、ポジションを翌日に持ち越した際に発生する金利調整分のことです。
スワップポイントは、異なる国の通貨を売買する際に、二国間の金利差に基づいて発生する利息のようなもので、金利差がプラスとなれば利益を得ることができる一方で、金利差がマイナスとなると損失として支払うことになります。
スワップポイントは、日本時間の平日午前7時(夏時間は午前6時)のロールオーバー時に発生します。
日々変動するスワップポイントは、Exnessの公式サイトの商品ページにて、確認することができますが、最近は、多くの通貨ペアがマイナススワップに設定されており、コストとして計上されるケースが増えています。
ただし、銘柄一覧で「Swap-free available」と書いてある銘柄については、一定期間スワップフリーで取引することができます。
※一定期間の正確な日数については非公開
スワップフリーの対象となるのは、以下の銘柄です。
| メジャー通貨 | AUDUSD、EURUSD、GBPUSD、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY |
| マイナー通貨 | AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、EURAUD、EURCAD、EURCHF、EURGBP、EURJPY、
EURNZD、GBPCHF、GBPJPY、GBPNZD、NZDCAD、NZDJPY、USDTHB |
| コモディティ | XAUUSD、USOIL |
| インデックス | すべて |
| 仮想通貨 | すべて |
スワップポイントの算出方法
Exnessのトレーディング計算機を利用すると、レート換算が必要な場合も、瞬時に当日のスワップレートを算出することができ便利です。
操作方法はとてもシンプルです。
ここで、口座タイプ(Account type)、口座通貨(Account currency)、金融商品(Instrument)、ロット(Lot)、レバレッジ(Leverage)を選択し計算(Calculate)をクリックするだけで、リアルタイムのスワップポイントが瞬時に表示されます。
計算結果は、選択した通貨のスワップポイント(ロング/ショート)が基軸通貨で表示されます。

Exnessのスワップポイントについて詳しくは、こちらをご覧ください。
Exnessのスワップポイント徹底解説!優待スワップフリーがなくなり使いやすい仕様に
他社FX業者との取引コスト比較
Exness以外の海外FX業者でも、口座タイプや取引する銘柄により、取引コストは異なります。
したがって、FX業者を選ぶ際には、取引環境だけでなく、口座タイプや取引する銘柄のスプレッドと取引手数料をしっかりと比較することが重要です。
ここでは、Exnessのロースプレッド口座と同じ特徴を持つ他社の口座タイプの取引コストを比較し、どの業者が最もコスト効率が良いかを見ていきます。
以下の表は、USDJPY(ドル円)の取引コストをまとめたものです。
| FX業者 | 口座タイプ | 平均スプレッド | 取引手数料(往復) | 総取引コスト |
| Exness | ロースプレッド口座 | 0.0 pips | 0.7pips | 01.7pips($ 7) |
| XMTrading | ゼロ口座 | 0.2 pips | 1.0pips | 1.2pips($ 12) |
| TitanFX | ブレード口座 | 0.2 pips | 0.7pips | 0.9pips($ 9) |
| AXIORY | ナノスプレッド口座 | 0.2 pips | 0.6pips | 0.8pips($ 8) |
| HFM(HotForex) | ゼロ口座 | 0.4 pips | 0.6pips | 1.pips($ 10) |
上記の比較から、Exnessのロースプレッド口座は、スプレッドが0.0pipsと最も狭く、取引手数料も往復7ドルと非常に低いため、コストパフォーマンスが非常に優れています。
特に短期取引やスキャルピングを行うトレーダーにとって、取引コストの低さは大きなメリットとなります。
ただし、取引する銘柄によっては、他業者の方がコストが安い場合もあります。
そのため、メインで取引する銘柄に関しては、時間帯や市場状況など、異なる角度から取引コストを検討する必要があります。
また、FX業者を選ぶ際は、取引プラットフォームの使いやすさやサポート体制、入出金の利便性なども考慮し、総合的に判断する必要があります。
取引コストを抑える方法
スプレッドや手数料、スワップポイントは、最終利益に大きく影響することがあります。
ここでは、少しでもコストを抑えて取引するための、具体的なアクションをご紹介します。
キャッシュバックプログラムを活用する
Exnessは直接的なボーナスキャンペーンを提供していませんが、外部のキャッシュバックサービスを利用することで、取引ごとのコストを間接的に削減することが可能です。
キャッシュバックとは、トレーダーが行った取引に対して発生するスプレッドや手数料の一部を現金として還元するサービスです。
通常、キャッシュバックは、TariTaliなどのIB(Introducing Broker)と呼ばれるキャッシュバックサイトを経由してFXブローカーに口座を開設することで、この還元を受けることが可能となります。
キャッシュバックプログラムでは、トレーダーが取引を行うたびに、取引量に応じた一定額のキャッシュバックが発生します。
例えば、ドル円(USDJPY)を1ロット取引した場合、以下のとおり実質的な取引コストを削減することができます。
ドル円を1ロット(10万通貨)取引した時の実質コスト
| スプレッド | 取引手数料 | キャッシュバック | 実質コスト | |
| スタンダード口座 | 1.1pips | なし | 0.44pips(スプレッドの40%) | 0.66pips |
| プロ口座 | 0.7pips | なし | 0.175pips(スプレッドの25%) | 0.525pips |
| ロースプレッド口座 | 0.0pips | 0.7pips)7USD) | 0.128pips(1.7USD) | 0.572pips |
| ゼロ口座 | 0.0pips | 0.7pips)7USD) | 0.085pips(1.7USD) | 0.615pips |
キャッシュバック口座の開設方法
Exnessでキャッシュバックを受け取るには、特定のキャッシュバックサイトを経由して口座を開設する必要があります。
TariTaliを例に手順をご紹介します。
- キャッシュバックサイトに登録する
- キャッシュバックサイト経由でExnessの口座を開設する
- 口座の紐付け登録する
流動性の高い時間帯を狙う
取引コストを抑えるためには、流動性の高い時間帯に取引を行うことが効果的です。
特にスタンダード口座やプロ口座は、スプレッドが取引コストの大部分を占めるため、スプレッドが狭くなる時間帯を選ぶことで、効率的にコストを削減することが可能です。
金融市場の流動性は、取引参加者が多い時間帯に最も高くなります。
この時間帯では、通貨ペアの取引量が増加し、買い手と売り手が活発に取引を行うため、スプレッドが狭く安定します。
一方で、流動性が低い時間帯、例えば早朝や市場が閉じている時間帯は、取引が少ないためスプレッドが広がる傾向にあります。
流動性が高い時間帯の例
- ロンドン市場(日本時間午後4時~午前1時)
最も取引量の多い時間帯で多くの通貨ペアでスプレッドが狭くなる傾向がある - ニューヨーク市場(日本時間午後9時~午前6時)
特にロンドン市場と重なる時間帯は取引が活発になる
これらの時間帯を狙うことで、同じ取引量でもコストを大幅に削減できます。
一方で、早朝や流動性の低い時間帯はスプレッドが広がりやすく、特に指標発表前後では急激に変動することがあります。
これにより、想定外奨されます。
スワップポイントを意識した取引を行う
Exnessでは、多くの通貨ペアでスワップポイントはマイナス方向に働くことが多いため、長期保有するとコストに影響がでます。
スワップのコストを抑えるためには、スワップが発生しない銘柄を選んで取引したり、スワップが発生する日本時間の平日午前7時(夏時間は午前6時)前にポジションを決済する方法があります。
マイナススワップが発生する取引では、それ以上の利益を見込んだ戦略を打ち出すことが難しく、ポジションを長期間保有している間に予想と逆方向に働くニュースやイベントが発生するリスクもあります。
これは上級者向けの方法であるため、初心者はスワップが発生しない時間内での取引に集中する方が、安全かつ効率的に取引コストを抑える方法といえます。
Exness 取引コストに関するよくある質問(Q&A)
Q:取引コストとは何ですか?
A:取引コストとは、主に「スプレッド」「手数料」「スワップポイント」が含まれます。
Q:スタンダード口座に取引手数料は設定されていますか?
A:ありません。スタンダード口座はスプレッドに手数料が含まれています。
Q:ロースプレッド口座の取引手数料はどれくらいですか?
A:片道3.5ドル(NZDCHFは1.75ドル)が発生します。
Q:ゼロ口座の取引手数料はどれくらいですか?
A:片道0.2ドル~の手数料がかかります。ゼロ口座の取引手数料はバラつきがあり、片道600ドルに設定されている通貨ペアもあります。
Q:スワップポイントとは何ですか?
A:ポジションを翌日に持ち越した際に発生する金利調整分で、利益または損益として働きます。
Q:取引コストを抑える方法はありますか?
A:キャッシュバックプログラムの利用や、流動性の高い時間帯での取引が有効です。
Q:キャッシュバックはどのように受け取れますか?
A:TariTaliなどのIBサイト経由で口座を開設し、口座を紐付けることで受け取れます。
Q:流動性の高い時間帯とはいつですか?
A:ロンドン市場(日本時間16時~翌1時)やニューヨーク市場(21時~翌6時)が例です。
Q:海外FX業者を選ぶ際に取引コスト以外に注意すべき点はありますか?
A:プラットフォームの使いやすさ、サポート体制、入出金の利便性も総合的に判断する必要があります。